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心がおどる銘柄が、またひとつ増えました。

取り扱いをやめざるをえなかった銘柄があります。
「モンドノーボ ドライ オン ツリー」です。

ブラジルに居をかまえる日系人オーナー、トミオフクダ氏がてがけた銘柄。

コーヒーの実が熟しても、あえて収穫せず樹についたままの状態で
カラカラになるまで乾燥させるというものです。

実のなかに栄養分がより多く注がれることもあって、
独特のビターな甘みに特徴がありました。

問題はこの農法が、大地の栄養分をより多く必要とすることです。

現在、居を構える農園の土地は、長年のコーヒー栽培によって大きく疲弊。
この現実を前に、彼は“ドライ オン ツリー農法”を断念せざるをえませんでした。

“ドライ オン ツリー農法”を復活させるためには、今までの場所を捨てて、
新たな場所でゼロからコーヒー栽培をスタートさせる必要がありました。

それは大きな困難がともなうことを意味します。

壁の高さを前に、あきらめるのが普通です。
しかし、トミオ氏は独自の道を行くことを決めました。

試行錯誤の末、彼が新天地として選んだのは
ブラジルでも、コーヒー栽培としてはまったく無名の場所。

新たに「バレ・ド・クリスタル農園」を立ち上げ
“ドライ オン ツリー農法”にふたたび挑むことを決めました。

長い時間をかけて2025年、“ドライ オン ツリー農法”によって
つくり出された新しいコーヒーが、わたしどもの手元に届きました。

焙煎するのに心がおどる銘柄が、またひとつ増えました。

「ブラジル バレ・ド・クリスタル農園」の詳細はこちら>>