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変わる生豆の輸送の"かたち"



近年、生豆の輸送のかたちが変化しています。
生豆は、麻袋にいれて運ばれてくるのが当たり前でした。

ただ、この麻袋には難点がありました。気密性が高くないことです。
生豆の品質を劣化させる大きな原因は、水(湿気)です。

輸送する間、豆を湿気にふれさせないようにするために
ふたつの方法が開発されました。




ひとつは、真空パックにいれて輸送する“バキュームパック”。

もうひとつが、“グレインプロ”です。
こちらは、高強度ポリエチレンの袋に生豆をいれるというものです。

この輸送方法を採用する農園の数は、年々増えてきています。
生豆の品質を維持するために、流通にまで注意がいくようになったのは
焙煎するものとして喜ばしいことです。

ただ、残念なことがあります。麻袋が姿を消そうとしていることです。
麻袋には、自分たちがつくったものであるということが一目でわかるよう
ユニークなイラストが印刷されていました。

芸術品といえるレベルではありません。
しかし、ここで描かれているイラストは、現地で働くひとたちの息づかいを
感じるような魅力的なものが数多くありました。

今回、新しく届いた生豆は、“バキュームパック”にいれられて届きました。

昔からつづいていたものが姿を消そうとしていることに、
すこし残念な気持ちも浮かびます。




数年前から、我が家のキッチンの掃除は専門の方にお願いしています。
そりゃもう、びっくりするくらいきれいになるからです。

「一度体験したら、もう逃れられることはできません」(わが妻 談)

昨年末、掃除して磨きこまれたキッチンは、まるで新品のよう。

問題は、「汚すのがイヤっ!」と言い張る奥さん。

年があけたにも関わらず、いまだこの台所をつかって、料理をつくってくれません。