気持ちのいい季節が到来したのを感じて、
コーヒーをいっしょに楽しむ和菓子を探しに行きました。
出会ったのは、「栗大福」。
大福餅のなかに、秋の味覚のひとつ、栗をいれるなんて
和菓子も進化しているのですね。
大粒で甘みの強い栗と、なめらかでやさしい甘みのこしあんとの
組み合わせが絶妙であることを、この歳になって知りました。
この「栗大福」といっしょに楽しむコーヒーは、なにを選ぶか。
栗の風味には、コクのある味わいが合うのではないかと考えました。
コクとは、口のなかにいれたときの質感です。
栗とあんこの組み合わせですから、単品銘柄ではなく
コーヒーもブレンドをチョイスすることにしました。
そこで「コクを楽しむブレンド」。
インドネシア産銘柄をベースに、コロンビア産銘柄、グァテマラ産銘柄を合わせ、
より立体的な味をつくり出しました。土居珈琲でしか楽しめない自信の品です。
ほほに当たる秋の夜風が心地いい。
あんこと栗の甘み。
それをつつみこむコーヒーの香り。
至福の組み合わせに舌鼓です。
「コクを楽しむブレンド」の詳細はこちら
高校時代の友人と、キャンプに行くことに。
ひさしぶりの再会。
テントをはじめ、テーブルや椅子をそろえる。
「せっかくだから、特別なコーヒーを飲ませてやるか?」
そんな気持ちもあって、焙煎釜をまわしました。
約束の日。
ねらいすましたかのように雨。予定はキャンセル。
用意した装備は使うことなく倉庫になおすこととあいなりました。
くやしいので、コーヒーはひとりで家でたのしみました。