夏は「アイスコーヒー」がおいしく楽しめる季節です。
冷たい温度でコーヒーを楽しむためには、
苦味を強調してつくるのがセオリーとなります。
苦味を引き立たてるために、焙煎度合いはより深めの
「フレンチ」・「イタリアン」ローストで仕上げます。
アイスコーヒーのつくり方はカンタンです。
氷をいれたグラスに、濃いめにたてたコーヒーを注いでいただくと
出来上がりです。
ここにミルクやシロップをいれることが“当たり前”とされています。
しかし、わたしはこの“当たり前”が好きではありません。
コーヒー自体の質をごまかすことを目的としている気がするからです。
上質は、いつもシンプルです。その銘柄が素材の甘みをもつのであれば、
シロップやミルクを入れる必要はないはずです。
この考えから、わたしどもは苦味一辺倒のコーヒーを求めていません。
アイスコーヒーであっても“甘み”を感じるものをつくることを目指しています。
ですから、豆の状態を見ながら、火加減を調整しながら
“甘み”がのこるぎりぎりを見極め、仕上げています。
大量におつくりすることができないのはこのためです。
この夏は、なにも足さないブラックでのアイスコーヒーの味わいを、
ぜひお楽しみください。上質なものを使い、出来立てで楽しむ味わいに
かなうものはありません。
追伸:深煎りで仕上げたものは、
コーヒーゼリーとしてお楽しみもいただけます。
来年、就職する長男。
希望している会社にインターンとして仕事をするため、
東京に行くことになりました。
1週間ほどの期間を過ごすだけなのに、
どえらくでかいスーツケースを用意していました。
スーツケースを開けてみると、なかの大半をでっかいゲーム機と、
大量のソフトがしめていました。
でも、スーツは入っていませんでした。