4月から、『手と手 connection Plan』が開始。
最初のセットは、“香り”をテーマとしました。
近年になって、コーヒーの香りは大きく進化したと考えるからです。
ヘーゼルナッツやチョコレート。また、オレンジなどの柑橘系や
花系など、さまざまな種類の香りを感じさせるコーヒーが届くようになりました。
「ほかにはない香りをもつ生豆をつくりだす」
このことを目指した現地のつくり手たちが
研究を重ね、試行錯誤をくりかえしてきたおかげです。
こうした生豆はかんたんにはできません。
まず、香りの成分を生みだすために、より多くの肥料を
あたえなければなりません。コストがかかります。
実は完熟したものだけを摘み取らなければなりません。
未成熟のコーヒーの実は捨てることになりますから、
生産量は減ります。
この“香り”をもつ生豆を育てるまでに、
彼らの前には多くの問題がたちはだかったはずです。
「めげたくなる」理由は、たくさんあっただろうと思います。
しかし、彼らがふんばってくれたおかげで、
今、わたしどもの手元に
この特別なコーヒー豆は届きました。
２０２２年の今、この豆を焙煎してお届けできることを、
とてもうれしく思っています。