本年度、収穫された「ブルーマウンテン」の新豆が、
当社に入荷しました。
「ブルーマウンテン」といっても、品質にちがいがあります。
最高ランクの「NO1」の豆は、木樽でやってきます。
この「ブルーマウンテン」、とても重いです。
工房のなかに運ぶだけでもたいへんです。
ふつうの生豆ならば麻袋で来るのにと、
グチのひとつも言いたくなります。
木樽のふたをあけるのも、たいへんです。
輸送途中、かんたんに開かないよう、
太い釘が何箇所も打たれているからです。
まず、釘抜きで釘を抜いていく。
それから、樽をしめつけている鉄の輪っかを、トンカチで
ちょっとずつ、たたきながらはずしていかなければなりません。
いい機会だったので、今回、新人スタッフに
ふたのはずし方を教えて、やらせることにしました。
汗を額に浮かべながら、必死にとりくむこと1時間。
やっと、ふたははずれてくれました。
ふと見ると、仕事の“できる”を1つ増やした若者の顔は、
キラキラと輝いて見えました。
こんな顔をもっと見たいなぁと、心から思いました。