「日本の海を見ながら、おいしいコーヒーが飲みたい」。ふと、そう思い立ちました。
コーヒー器具を一式かばんに詰め込んで、足を運んだのが瀬戸内海に浮かぶ島「直島」でした。
「直島」は、瀬戸内海に浮かぶ離島。この島を訪れて、まずその海の美しさに心奪われました。この、「直島」のすばらしさは美しい海の景色だけではありませんでした。島のいたるところに現代アート作品が置かれていることに、驚かされました。
美術品は屋外、屋内ともに数多くありました。島に到着して、まず、わたしが見に向かったのは草間彌生さんの作品「黄かぼちゃ」です。
島に到着してからは、ポットにいれたコーヒーをお供に、屋内、野外、砂浜、崖の上、いたるところにある、「切断された船首」、「三枚の正方形」などのアート作品を探しながら島内を気ままに散策。
瀬戸内海の自然の景色とアート作品。手元にあるのは産地国の人々が手間をかけて作り出したコーヒー豆。それを、持ってきたペーパードリップで、ゆっくりたてる。
このコーヒーの味わいを、贅沢と言わずなんというのでしょう。