2023年5月『手と手 Connection Plan』
コーヒーの原産国でも、温暖化問題が深刻化しています。これがコーヒー豆の生産に大きな影響を与えています。
標高の高い場所で栽培されたコーヒー豆は、豊かな味わいを有します。これは、昼夜の寒暖差が大きいためです。
この寒暖差が実を引き締め、味わいをつくりだす成分が凝縮されます。同時に、夜間の気温低下によって、コーヒーの木は豆のなかに糖分をたくわえ、より甘みを感じるコーヒーが生まれます。
ただ、温暖化によって、現地の平均気温が上がり、昔より寒暖差のはげしい場所が減ってきています。
そのなかで、うれしいことに「選ばれし標高」でつくられた5つのコーヒーを手に入れることができました。
高地で栽培されたコーヒー豆は、豆質が硬くなるため、焙煎の難易度が上がります。同じ温度や時間で仕上げればいいというわけにはいきません。
この手ごわい豆こそ、「小さな焙煎」の真骨頂を示すものです。この希少な味わいを、ぜひ、お楽しみください。