彼らのコーヒーづくりへの挑戦がこの味わいを生みだしました


今回、面白い産地のコーヒーを手に入れました。
ウガンダ産の銘柄です。コーヒー生産国として日本では知名度は低いですが、この場所は今、専門家の注目が集まる産地です。
ウガンダは1962年、イギリスから独立しました。100年以上も前からコーヒーづくりがおこなわれてきたなか1969年に“コーヒー法”が制定されます。
この法律によって、国内の産業公社がコーヒーの流通と価格を統制するようになりました。
国の管理にしばられてつくられるウガンダ産のコーヒーは、おせじにも高く評価を受けられるものではありませんでした。
しかし、1990年に入り、政府がコーヒーづくりへの介入を弱めたことで、ウガンダのコーヒーづくりは、一挙に自由化がすすみました。ここから、ウガンダ産のコーヒーの品質は劇的に変わります。
誰かに頼るのではなく、生産者自身が自ら考え抜くことで、彼らにしかできないコーヒーづくりに挑戦していったからです。
この状況のなか、お客さまにご紹介したい銘柄を発見しました。シピフォール地域に居をかまえる小農家たちによる銘柄です。
大自然のもと、栽培から収穫、精製までそのほとんどが手仕事でつくられた一品は花のような華やかな香りをもちあわせ後口には、上質な甘さをのこします。
ぜひ、ご賞味ください。
テイスティング評
ほどよいコクとまろやかな口当たり。フローラル、明るい酸味。苦みと酸味のバランスが心地よい。
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