小さな焙煎 土居珈琲

土居陽介の『お客さまに会いに行きました』

コーヒーをお客さまが楽しむ時間、そして共に過ごす毎日。そこには、そのお客さまだけの「物語」があります。

老人ホームをふたつ経営されている奥村さま。わたしどもと長くご縁をいただくことになったきっかけから、仲のいいご家族について貴重な話をお聞かせいただきました。
老人ホームをふたつ経営されている奥村さま。わたしどもと長くご縁をいただくことになったきっかけから、仲のいいご家族について貴重な話をお聞かせいただきました。
第二十二回
奥村 真由美さま(福岡県北九州市)

今回、お話をお聞かせいただいたのは、奥村真由美さま。
20年以上、わたしどものコーヒーをご愛顧いただきつづけているお客さまです。

豆の粒がきれい。サイズも大きいですよね。

最初にご注文いただいたのが、2000年代初頭です。きっかけは、ご記憶にありますか?

わたしは、もともとコーヒーがずっと好きだったの。なにかいいところないかなとインターネットで探していて土居珈琲さんを見つけたことがきっかけ。もう、20年以上のおつきあいですね。

わたしどものコーヒーをご愛顧いただきつづける理由は何でしょうか?

やはり、どのコーヒーもおいしいからですよ。まずいものがない。あと、ハンドピックをしっかりされているから豆の粒がきれい。サイズも大きいですよね。

いまでも仕事をしています。

奥村さまは、どのくらいの頻度でお楽しみいただいているのでしょうか。

お客さまが来たときは、かならずコーヒーをいれています。自分が出かけるときも、ポッドにいれて持っていきます。息子が来れば、かならずつくっています。とても喜んでくれるので。

お話をお聞きしていると、とてもお元気だなと感じます。

やはり仕事をしているからではないでしょうか。わたしは老人ホームをふたつ経営しています。もう20年になります。「おはようございます」、「夕べはどうだった」と言って利用いただいている方のところに、毎日ご挨拶に行く。

わたしが来るのを待ってくれていると、やっぱりうれしいですよ。

いい話ですね。

とても仲のいい奥村さま一家。その秘訣を教えていただきました
とても仲のいい奥村さま一家。その秘訣を教えていただきました

秘訣は、お嫁さんをかわいがることです。

ご家族全員の仲が良い。うらやましいです。

わたしは2人息子がいます。彼らのお嫁さんとはとても仲がよく、本当にかわいいんです。うちのかわいい7人の孫を産んでくれたのは、彼女たちだからです。こんなすばらしい娘たちを、かわいがらなくてどうします。

居心地のいいご家庭ですね。

とにかく秘訣はお嫁さんをかわいがることですよ。かわいくないお嫁さんもなかにはいるのかもしれませんが、うちのお嫁さんたちは、全員かわいい。

ご主人も、挑戦しているとお聞きしました。

主人は主人で、日本製のワインをつくろうと現在、ぶどう畑の運営をがんばっています。わたしも負けていられませんよ。

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