2024年8月『手と手 Connection Plan』
続・組み合わせの力をたのしむ銘柄セット
2024年8月
最先端の味わいです。
現在、単一農園のコーヒーが、はやりです。
しかし、これがコーヒーのすべてではありません。
産地には“ブレンダー”とよばれる者たちが存在します。
彼らはいくつかの生豆を調合することで
新たな味と香りを創造することを目指します。
近年、彼らがもつ組み合わせの技術は大きく進化しました。
単一農園の銘柄とは、異なる魅力を有するものも生まれてきました。
今月は、このブレンダーがつくりだした銘柄を
中心にお届けいたします。
コーヒーの最先端の味わいを、ぜひお楽しみください。
土居珈琲 焙煎士
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グアナカステ県で先祖代々コーヒーをつくりつづける組合の銘柄。この地特有の土壌で育てられたコーヒーは、同国のなかでも特徴的な風味をもつ。【テイスティング評】
青りんごのような明るい酸味とまろやかなコク。やわらかい甘みと苦みの余韻がつづく。選定した豆だけを人の手で収穫しています -
ウィラ県の銘柄。現地の農家たちがつくりだしたコーヒーを、20年以上コーヒー業界にたずさわる珈琲鑑定士ジョン・ゴンザレス氏が厳選。【テイスティング評】
ジャスミンのようなフレーバー。シトラス系の酸味、しっかりとしたコク。苦味と甘みのバランスが良い。珈琲鑑定士ジョン・ゴンザレス氏 -
1966年に50の生産者によって設立された組合。小規模農家たちが栽培・収穫・選別・乾燥工程において、手作業でていねいに仕上げました。【テイスティング評】
ローストアーモンドのような香ばしさ。ほどよいコク、チョコレート系の甘みと苦味。昔から続く伝統農法を守りつづけたコーヒーづくりをしています -
アチェ地区および北スマトラ地区の銘柄。この地区の風土から生まれた伝統農法でつくられたコーヒーを、珈琲鑑定士ホセ・ハナオ氏が組み合わせ、より力強い味わいをつくりだしました。【テイスティング評】
なめらかな口当たり。しっかりしたコク、ブラウンシュガーのような甘み。珈琲鑑定士ホセ・ハナオ氏 -
ニカラグアの小農家たちが手仕事でつくりだしたコーヒーを土居珈琲がブレンダーとなって味づくりしました。【テイスティング評】
ニカラグア産特有の複雑な風味。軽やかな酸味、カラメルのような上品な苦味と甘み。手摘みで収穫された銘柄だけを採用