2024年6月『手と手 Connection Plan』
「選ばれし標高」からの銘柄セット
2024年6月
標高の高さ=品質の高さです。
標高が高いエリアで育てられたものか。
この情報は、そのコーヒー豆の品質の高さを表します。
寒暖差によってコーヒーの木は、ゆっくり成長するからです。
この時間がコーヒーの実をより熟成させていきます。
ただ、はたらく人たちは大きな苦労をともないます。
コーヒーの実は、手仕事で収穫しなければなりません。
現地でも人手不足の問題は大きく、「選ばれし標高」で育てられた
コーヒー豆を手に入れることは、よりむずかしくなってきました。
しかも、山頂付近は、木を植える面積が小さくなるので、
収穫量はごく少数です。
この状況のなか『手と手』にご参加いただくお客さまに、
今月は「選ばれし標高」シリーズのコーヒーを
お届けできることとなりました。
ぜひ、お楽しみください。
土居珈琲 焙煎士
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標高1570m。1800年初頭から運営している歴史の深い農園。伝統品種である「ブルボン種」の栽培を、開園当初から守りつづけています。【テイスティング評】
なめらかな口当たり。チョコレートのような甘み、グリーンアップルの酸味とのバランスが心地よい。手仕事がつくりだす「ブルボン種」の銘柄 -
標高約1800m。1955年に設立した農園。栽培エリアを50区画にわけて管理。発育状況やそれぞれのコーヒーがもつ味わいを細かく管理しています。【テイスティング評】
華やかな風味。明るい酸味と透明感のある味わい。酸味とコクのバランスが良い。農園主ベン・ボホラ氏 -
標高約1700m。コマヤグア県ブエノスアイレス地区に居を構える小農家たちがつくる銘柄。精製において、人の手で欠点豆を取りのぞいています。【テイスティング評】
ベリー、ブドウなどのフレーバー。ダークチョコレートの苦み、明るい酸味。キャラメルのようなコクと甘み。手作業で欠点豆を選別しています -
標高約2000m。コーヒー産地として名高いナリーニョ県の銘柄。環境保全に注力している輸出業者オラム社が、現地の小農家たちとつくりだしました。【テイスティング評】
フローラルな風味。柑橘系の香りと酸味、ほどよいコクが特徴。高い標高と肥沃な土壌をもつナリーニョ県 -
標高1486m、西部州ルシジ郡の銘柄。400以上の小農家がつくりだした完熟果実を手作業で収穫。天日乾燥でていねいに仕上げました。【テイスティング評】
果実系のジューシーな風味。チョコレートのような上品な苦味。しっかりしたコクとやわらかい甘み。完熟果実を手摘みで収穫しています